久しぶりに天ぷらを揚げる

 9月13日(土)私ペぺ田代は、ペペタスギター教室・東京・高田馬場校にてレッスン担当。
 この日は、訳あって早めに終了し帰宅しました。家内の誕生日なので、夕食は私が天ぷらを揚げることにしていたもので。
 天ぷらは、天ぷら職人だった、先日他界した叔父に、教え込んでもらいました。叔父の天ぷら店の厨房は、幼児の頃から馴染みの場所だったし、調理作業をよく見ていたし、食べていたし。
 大人になってからも、詳しく様々なことを教わりました。天ぷら鍋の前で、またカウンターで、料理しつつ、酌み交わしつつ。
 しかし、ここ7~8年くらい、私は天ぷらを揚げてなかった。
 なので、「ここはひとつ、真剣に天ぷらを揚げてやろう」と思い立った次第。

 この日の種は:
・赤イカ(紋甲に似てる)
・ホタテ
・海老
・キス
・海老とイカのかき揚げ
・アスパラ
・レンコン(厚切りが最高)
・シイタケ(肉厚に限る。軸もそれだけで揚げると美味い)
・ししとう(種は取る)
・ピーマン
 天ぷらは、鍋から上がった瞬間に箸を入れ、食べなければ魅力が半減。だから、揚げつつ、食べつつ、飲みつつで、忙しいことこの上ない。したがって、写真を撮ってる暇が、ありませんでした。
 なので、翌日用(家内の弁当と私の昼)に残した、冷めちゃった天ぷらの写真しか無いのです。ご容赦。
 で、大事なのは「油はごま油100%」。これが最重要で、叔父曰く「天ぷらは、油70、ネタ20、腕10」なんだそうで。
 たっぷり多めの油が理想ですが、一般家庭では、なかなかそうもゆきませんね。でも、少量ずつ揚げればいいので、500cc程度で済ませました。逆に考えると、家庭の火力でも、油の温度調節が機敏に反応して、逆に良し、かな。

 で、家内の弁当は「天丼」。ちなみに私の今日の昼食も天丼。
 さてさて、ではここで、「天つゆと丼つゆのレシピ」。結構、みんな知らないので、教えます。
 まず基本は「天つゆ」。材料は「だし汁3:醤油1:みりん1」。「3:1:1」の比率と憶えましょう。本来は「返し(みりんとしょうゆを合せ寝かしたもの)」と「出汁(だし)」を合わせるのですが、前日の夜に用意したので、「返し」を作る暇がない。

 こういう時は:
①みりんを火にかけ、フランべして「角をとる」
②フランべの火が納まったら、そこにしょうゆを加え、加熱
③しかし、沸騰したら、早めに火を止める~醤油に焦げた香りをつけない
④この「インスタント返し」を出汁と合わせ、ひと煮立ちさせる
⑤冷暗所で一日置く
これで、超本格的な「てんつゆ」完成。
あっ、注意です。「だし汁」は、きちんと鰹節でとるように。顆粒の「ほんだし」などを使用すると「塩分が強く含まれているので、3:1:1:のバランスは崩れます」。また、だしは濃い目にとると良いでしょう。
 で、天丼のたれ(丼つゆ)は:
①天つゆを鍋に入れ、砂糖を加える。甘くなるまで。
②それを弱火で、やや濃厚なとろみが出るまで、煮詰める(1時間くらいかな)
③絶対に強火で、焦げ味が付かないように。また、初めに砂糖を入れとかないと、とろみがつかないよ
 で、天丼は:
①ご飯に「ほんの少量」丼汁をかけ
②天ぷらを丼つゆに浸し
③ごはんに天ぷらを乗せて出来上がり
④丼つゆは濃厚なので、絶対にかけ過ぎないように
 ということで、久々の天ぷらを堪能しました。皆さんも、夫婦、カップル、それぞれの誕生日は外食ではなくて、家で手料理も楽しいよ。大体予算は、外食事の半分だね。材料高いから。あと、材料は方々で手配する必要があるから、計画が重要だ!
 ついでに天ぷらしたあとは、早めにファブリーズが必要だ!

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ポールサイモン~「ライブ・ライミン」レビュー No.2

 前回に続き、ペペタスギター教室発行、「昔のメルマガ、久しぶりに公開」の続き。
ポールサイモンのアルバム「ライブ・ライミン」のレビュー~曲目解説です。
曲目解説
 初めの3曲は、ポールひとりで弾き語り。弾き語りギターのお手本のようですね!
#1~僕とフリオと校庭で
 単純な3コードで、シンプルながら印象的なリフとメロディー。特に「ここからこんな風に展開するんだ!」と、見事な一ひねりが、まさしく天才的なメロディーライティングと感心します。マーティンD-35S(ジャケット写真のギター)の音も素晴らしい!歌詞は、当時モラルがまだ強く常識観念として根付いている社会から、新たな旅立ちをする少年の不安な気持ちを、正直に聴かせます。

“I’m on my way,I don’t know where I’m goin’,Good bye to Rosie the queen Corona,See me and Julio down by the schoolyard”
(僕は自分の道を行くんだ、どこへ行くかは分からないけど。だから、コロナの女王ロージーに、さようなら。また、会おうよね、僕とフリオと、校庭で)
#2~早く家に帰りたい
 S&G時代の大ヒット。ギターはヤマハのポール・サイモン・モデル(初代の)と思われます。コンサートツアーの旅が続き、早く家に帰りたいな、と歌います。
“All my words come back to me in shades of midiocrity”
(全ての言葉は自分に返ってくる。様々な明暗を残しながら)
#3~アメリカの歌
 最高の曲と思います。ベトナム戦争で混迷の時代を過ごし、自信を失くし、疲れ果ててしまったアメリカ。そんな社会を自分の人生と照らし合わせて、歌われる隠れた名曲。私の価値観、人生観はこの曲の歌詞がそのままに息づいています。決定的な影響を受けました。
 それにしても、ギターも上手い。この歌の伴奏として、全く、過不足無い。見事です。伴奏ってなんなのか、教えてくれます。
“I don’t know a soul who’s not been battered,I don’t have a friend who feel at ease, I don’t know a dream that’s not been shattered or driven to its knees, but I’m all right,for we’ve lived so well so long”
(打ちのめされたこと無い人なんて居ないし、僕の友人に心安らかな奴なんて居ない。くじけさせられ、挫折しない夢なんてない。だけど、僕は大丈夫。だって、こんなに長いことうまくやってきたんだもの)
“You can’t be forever blessed. Still tomorrow ‘s going to be another working day. And trying get some rest.
(人間、いつまでも恵まれているわけにはいかないんだ。相変わらずの明日はやってくるけど。だから、僕はちょっと休みたいんだ)
 ここからは南米民族音楽専門グループ「ウルバンバ」が参加。アルゼンチン国籍で、フランス在住の4人組。

#4~コンドルは飛んで行く
 S&G時代に大ヒットさせていますが、ここでの演奏は、ギターと民族楽器のみとなって、より、雰囲気の濃い、メランコリックな仕上がりとなっています。
#5~ダンカンの歌
この時代、ポールは混迷するアメリカを多く取り上げていますが、この曲も、そのモチーフを、よりパーソナルな形で書き上げた曲と思います。地味な曲ですが、この演奏は、内面に向かう強い高ぶりが感動的な音波となり、心を揺さぶります。
“My father was a fishman,mama was a fishman’s friend.and I was born in the boredom and the chouder”
(パパは漁師で、ママはその彼女だったんだ。で、退屈さと、チャウダー鍋から生まれたのが、僕だった)
“Holes in my confidence,holes in the knees of my jeans,I was left without a
penny in my pocket”
(僕の確信も、ジーンズの膝も穴だらけで、ポケットに1円も無い有様でした)
“Just later the very same night,she crept to my tent with the frashlight,and my long years of innocence ended. She took me to the wood,saying,”Here comes something and it feels so good!” And just like a dog I was befriended”
(この歌詞は「18歳未満お断り」な内容なので、ここでは書けません)
“I was playing my guitar,lying underneath the stars,just thanking the Load for my fingers”
(僕は星空の下に寝そべってギターを弾いていました。神様に感謝を捧げていたんです。僕に指を与えてくれたことを)
#6~ボクサー
 S&G時代の大ヒット。この曲も「ダンカン」同様、ニューヨークにたどり着いた孤独な青年が、猥雑と孤独に耐え、踏みとどまることを、ボクサーに喩え、讃えています。これの、ポール流の人生の応援歌ですね。演奏も、歌詞に呼応し、熱く盛り上がります。
ここからは、ゴスペルグループ「ジェシー・ディクソン・グループ」が参加。

#7~母と子の絆
 ポールは時期によって、傾倒した音楽が変遷してゆきます。このころから1980年代、初め頃までは、黒人音楽の影響を強く受け、且つ、アレンジを巧みに取り入れています。この曲もR&B色が強く出ています。
#8~サウンド・オブ・サイレンス
 S&Gのヒットで、ダスティン・ホフマンのデビュー作「卒業」のテーマ。歌詞は、すごく重いです。ディクソン・グループが素晴らしく、まさしく、教会での説教のような、荘厳な雰囲気に仕上がっていて、素晴らしいテイクだと思います。この曲の演奏の、一つの理想型といっても良いでしょう。
 混迷の時代に信じるものを見失い、様々な欺瞞に満ちた群衆を、手厳しく批判し、こう結ばれます。
“The wards of the prophets are written on the subway walls and tenament halls”
(予言者の言葉は、地下鉄の壁や、安アパートのホールに書かれているぞ)
#9~イエスは道なり
 ジェシー・ディクソン・グループの独壇場。ゴスペルの神髄をかいま見ます。

#10~明日に架ける橋
 S&Gの大ヒット。ベトナム戦争で傷つき、疲れ果てて、自分を見失ってしまったアメリカ。そんな人々を、自分が身をなげうってでも助けてあげよう、と歌われる、 正に救いの歌。
 ポール自身はゴスペルを意識し作った曲とのこと。S&Gでは、アート・ガーファンクルが歌い、少年聖歌隊の如く、清々しく歌っていましたが、ポールの理想型は間違いなく、このテイクでしょう。
 ちなみに、S&G一夜限りの再結成でのニューヨーク、セントラルパークコンサートでは、リチャード・ティー(名キーボードプレーヤー。黒人。私の最も好きなキーボーディスト)が、かなり黒っぽい演奏で、素晴らしかった。
 あの9・11同時多発テロのあとも、現場で歌われました。今、中東を初め、世界が混迷し、あの時代と同じ過ちを繰り返しているのでは?と、思わずにいられません。
#11~母からの愛のように
 R&Bやロックンロール色の、ノリの良い曲。やはり、ディクソンズが良い色を出しています。
#12~アメリカ
 S&Gのヒット。アメリカをヒッチハイクする恋人達の目を通して、現代社会に生きる刹那を歌いながらも、明日に生きる希望を歌ったもの。歌詞の「みんなアメリカを探しにやってきたんだ」は、「アメリカ」=「自由」または「人生」と思えます。
“Kathy,I’m lost.” I said. Though I knew she was sleeping. “I’m empty and I’m aching and I don’t know why”
(「キャシー、僕は分からなくなってしまったんだ」彼女が寝ているのは分かっていたけど、言ってみたんです。「虚しいんだ。苦しいんだ。何故だか分からないけど」)
“All come to look for America”
(みんなアメリカを求めてやって来たんだ)
 以上、このレビューを書いてから、多分5年以上経っていると思いますが、そのまま出してみました。でひ、素晴らしい音楽に触れて、自己啓発してください。
 今の世の中、みんな、「心の再構築」が必要ですね。それには、優れた音楽が最高です!

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昔のメルマガ~ポールサイモン Live Rhimyn'

 
昔々、ペペタスギター教室プレゼンツで発行した、メールマガジンです。久し振りに再公開することにしました。
 ポールサイモンの1974年のアルバム「ライブライミン」です。素晴らしいCDで愛聴盤。

序文● 
レッスン中、よく話すことなのですが、「曲やアーティストによっては、アメリカ 近代史を認識せずには、その作品の本質を語ることが出来ない」ものです。
 特に、モダンフォーク(ボブ・ディランなど)から、ウッドストック(ロックの時代)へ至り、その後、それが熟れすぎた果実のように、退廃してゆく時代。
 この時代、音楽が社会に果たした役割は甚大でした。やはり、ベトナム戦争が非常に大きかった。泥沼化するベトナムに様々な考えが交錯し、激しく体制を批判する若者達の声が大きく投影されてゆきました。
 そんな中で、「アメリカンライフの崩壊~伝統的な価値観の破壊や大衆の崩壊」などが起こってゆくのですが、ミュージシャンが、ラブソングではなくて、よりメッセージ性の強い曲を発信し始めたのは、やはりボブ・ディランの成功におうところが、大きかったと思われます。
 自分の意見を社会に投げたい。その手段として、街角で歌い始めた。したがって、 歌詞が果たす役割がとても重大なわけです。その成功により、沢山のミュージシャン達が成功してゆくことになります。
 歌詞の素晴らしさに視点をとり、ロックバンドを見てみますと、例えばイギリスだけど「クリーム」(エリック・クラプトンのバンド)。格調高く、シェイクスピアをも思わせる文章で、鋭く社会をえぐる。
 また、レッド・ツェッペリン。比喩的な表現が多く、文学的な側面も強く感じさせます。自己の内面に、深く向かっている切り口が多い。
 さて、そんなわけで、沢山の素晴らしい詩人達が輩出され、ジャンルを超え、社会に影響を与えてきたわけですが、その中でもポール・サイモンは、ナンバーワンと断言して良いと確信します。
 このCDに収録された曲は、サイモン&ガーファンクル時代の1964年から、解散しソロでの2枚目、1973年まで、10年間に渡って書かれたものですが、ポールの人間と人生、社会を見つめる、洞察力の深さに、つくづく感心させられます。
 特に、ベトナム戦争によって、深く傷つき、疲れ、理想を見失い、病んでいった混迷のアメリカ。そのアメリカを、「人」に置き換え、絶望したり、皮肉ったり、励ましたりと、実にインテリジェンスに歌います。
 このCDのなかで、私が一番頼りにしている曲は「アメリカの歌」。1973年発売のアルバム “Time goes Rhymin’ Simon”に収録。
 人生の折々で、悩み、苦しいとき、いつでも私の心を救ってくれる。この曲が書かれてから、21年の月日が流れていますが、今でも古びることはない。人生の本質を書いた、素晴らしい曲だと思います。
音楽的な観点から見ると、ポールは音楽的好奇心、向上心と強い人で、時期によって、傾倒しているジャンルが移り変わります。特に60年代最後~80年代初頭にかけて、黒人音楽に深く傾倒していますが、この時期の内容も素晴らしい。参加メンバーも、ニューヨークのスタジオメンで、凄腕の面子ばかり。(”スタッフ”の面子ね。)
  そんな中で、このCDで聞ける「ジェシー・ディクソン・グループ」(純粋なゴスペルグループ)とのコラボレーションは素晴らしい。ボーカリストとしての理想型を、ここに感じていたのでしょう。「明日に架ける橋」「サウンド・オブ・サイレンス」など、まるで教会での説教のように、深く感動的な声で、心に染みてきます。
私の想い出
 私はこのアルバムを購入したのは、確か中学3年の頃と記憶しています。収録曲目がS&G時代の有名曲を含み、ベスト盤のような概要だったので、店頭で見て、購入したのを憶えています。
 その頃、聴いた印象では、正直言って「よく分からなかった」というもの。まだ、子供で(この歌詩を理解するには)持て余したのでしょう。只、何度も聞きました。勿論、ギターでも練習して弾いてみたり。だから、当然、嫌いじゃなかったわけです。
 で、高校生になり、エレキギターを弾き始め、徐々にギターを弾くとお金がもらえるようになって、大人になって行くわけですが、高校2~3年の頃、自身の中でサイモン&ガーファンクル再発見みたいな時期が有ったんです。で、その時「あれ?」って思った。歌詞が、結構、受け止められるんです。
 で、バンドマン時代、色々と悩み多き時代。はまりましたね!「まったく、この曲は俺のためにあるんじゃないか?」なんて思った曲が、このアルバムに沢山あった。
 仕事では、その頃、こういった傾向の音楽は演奏していませんでしたから、もっぱらバーボン飲みながら聴くばかりだったのですが、聴きながら涙が止まらなかったのも一度や二度じゃなかったです。
 で、時は流れ、あっという間に自分が中年という年に差しかかり、色々と悩むことも、苦しむことも多い時代。ある晩、行田教室で営業終了後、なんの気無しにこのレコードを引っ張り出して聴いてみたんです。それこそ、十数年ぶりに。
 感動しましたね。涙が溢れてしまった。何となく、「人生ってこういうものなんだよ。また明日も、生きてゆこうよ」って、言われているようだった。
 私は今、丁度、年を重ねてゆくこと~自分の人生に折り合いを付けること、或いはそれは、様々な事に見切りをつけたり、力無く苦笑したりと、人生のある岐路に差しかかっているのだと思います。
 「努力すれば、何でも手に入る」という、今までの私を作ってきた魔法の言葉をそのまま、信じ切って生きてゆけるのかどうか?悩み、吐息を吐く。
 そんな日々に、この音楽は、救いに聞こえました。そして、私は、ギターと音楽の神様に感謝する気持ちを取り戻せたんです。
 ギターを皆さんに教えていて、或いは、こういった事を伝えなければいけないんじゃないか?と思っていたこともあり、今回、こういった形でそれを実現することとなりました。このレビューを切っ掛けに、そんなことを皆さんと分かち合えたら素晴らしいと思っております。
曲目解説は、次回のブログでご紹介します。
(つづく)

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桜の黄色い葉

 昨日は月曜日で、私ペぺ田代はペペタスギター教室・東京・高田馬場校でレッスン担当でした。レッスンの合間に散歩へ出かけました。蒸し暑かったですね。
 いつもの散歩コース。明治通りと新目白通りの交差点です。都電荒川線のカーブのところ。向こうに池袋サンシャイン60が見えます。右手奥に「学習院下駅」。
 この辺から、椿山荘方面へ、神田川沿に桜並木です。

 桜の樹。葉が黄色く色づいています。なかなか乙ですね。
 もちろん「花盛り」が壮観なのは当然だけど、こういうのも、なかなか風情があって結構ですね。

 風に吹かれて、枝葉も揺れます。日差しが少ない日だったので(最近毎日そうですねぇ)、目映いきらびやかさは無いけれど、壮観です。
 樹木は、冬枯れの時期になっても、また、風情があって、自然は四季を通じていつでも、その美しさで散歩を楽しませてくれます。

 新江戸川公園近くの、いつもの茶トラくん。今日も昼寝中。
 散歩は、定番コースを作ると、顔ぶれもなじみになったりして、一層楽しいものです。仕事中の、私の大事な気分転換と健康管理。さぼらないで(というより忙殺されて散歩に行けない)毎日、楽しみたいものです。

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長野県は朝日村の蕎麦

 8月24(日)~25(月)、私ペぺ田代は、長野県は松本市に行ってきました。この日程は、ペペタスギター教室・新宿・高田馬場教室はお休みしました。
 今回は高速バスにて往復。新宿―松本間を約3時間で結んでます。4人掛のシートですが特に狭くもなく、快適でした。
 天候は生憎で、高層いビルも雲をかぶってます。今回の旅行の目的は、仕事の打ち合わせが主なもので、私のスカイプ・オンラインレッスンの生徒さんでもあり、これから始める、インターネットを使ったヴィデオ・ストリーミング・ギターレッスン(まだ名称は決まってない)のパートナーでもある「Tさん」とジックリご一緒して話し込む目的。

 「Tさんご夫妻」のご厚意で、非常に素晴らしい滞在、ミーティングが出来ましたが、今回のブログでは、お二人に連れて行ってもらった、松本に隣接する朝日村(上条恒彦さんの故郷だそうだ)にある蕎麦屋さんのご紹介。
 ストリーミングレッスンについては、後日、大々的にご案内します。どうぞご期待を。
 松本から朝日村まで、車で約2~30分くらいかな。景色も一気に山の中。気温も大分、違います。マイナスイオンに充ちているのが分かる。気分が良くなります。
 山では、野生の動物は一通りいるのだそうです。熊、鹿、タヌキにキツネ。でも、野兎とリスがいなくなってしまったのだとか。

 その山の中に、蕎麦屋さんがあります。壁には日本地図、世界地図が貼ってあって、訪れた人達が、自分がどこから来たかを、ピンで打ってまして、まあ、方々から来ていましたな。でも、イベリア半島からは、まだ無かったな。
 こちらは、そば打ち教室もやってて、ちょうど千葉からの子供たちが、教室を終えて帰ったところだったそうです。

 店の入り口に、製紛室があり、石臼でそば粉を挽いてます。まあ、今(夏)は蕎麦のオフシーズン(新そばは11月だそうだ)なのですが、そばの実状態で保管していたものを、挽いてます。
 やはり、こういう設備が稼働しているのを見ると、楽しいし、期待も膨らみますね。

 つきだしに出たのは、こちらでは「ひたし豆」と呼ばれている、豆です。豆大好物の私には、嬉しい限り。奥豆(枝豆の収穫期が大変に遅い時期の豆)の一種なのでしょうか?それにしては、歯ごたえも楽しく、美味しかったです。

 「山女(やまめ)」の塩焼です。素晴らしく美味しかった。見たとたんに、お酒が飲みたくなって、日本酒熱燗で。
 ヤマメは、清流に住む魚として有名ですよね。ともかく、水質が群を抜いて良くないと生息できないんだそうですな。
 もちろん、この辺で捕れた山女です。川魚も、このくらい良いと、清々と、どこまでも澄んだ味がします。

 オフシーズンとは言え、そばも美味しかったです。薬味は、ネギ、辛み大根、わさび、が付きまして、楽しんだ結果、わさびが一番合いました。
 そばの味が良いので、わさびだけ付けて、汁を付けずに食べても美味しかったな。そばは、「次の一口は、こう食べてみよう」などと楽しめるのが、また、楽しいのです。

 私にとって、久しぶりの長野県、そして松本は以前、一度立ち寄ったのみの場所だったので、実に満喫できました。「Tさんご夫婦」には大層良くしていただき、感謝感謝。
 また、ちょくちょく行きたいです。また、人生の楽しみが一つ増えました。

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下町の風情を

 今日は木曜日で、私ペぺ田代はペペタスギター教室・東京・高田馬場教室でのレッスン担当日。今日は午前中から、レッスン前に時間を取って仕事で外出しました。
今日は、JR鶯谷駅から、「根岸界隈」を歩くチャンスに恵まれました。
 今日も暑くなりましたね。根岸の商店通には、柳が風に揺れていました。
 店々に柳も、良い風情なんだけど、写真の構図が上手くいかなくて、夏空とのコントラストにしてみました。
 入道雲に、きらきら光る柳の葉が美しいですね。

 流石に下町の風情が色濃いですね。路地の曲がり角に、植木が沢山置いてあるのも、懐かしい風景で、楽しいです。
 昔は、ちょっと奥に入ると、どこの町でもこんな景色だったけどね。

 おせんべ屋さんです。丸いガラスの煎餅ケースをはじめ、実に懐かしい感じのディスプレイですね。
 昭和のたたずまいとでも言えましょうか。いい雰囲気ですね。また、平日の早い時間ということもあって、閑散としてるのも、一興ですな。

 この界隈だけではないのでしょうが、地域性を感じさせるバスですね!
 オリンピック女子レスリングで活躍した浜口京子選手の応援ですな!
 こういった、独自のデザインバスって、いいですよね。どこの町でも頑張ってほしいなな。

 一気に話と地域が変わって、JR御茶ノ水駅です。ホントに、美しい景色ですね。四季を通じて、景観が楽しめます。今日は、やはり夏らしい風景ですね。

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戸田公園の海鮮居酒屋で一杯

 お盆です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?暑い日が続きますが、体調管理はいかがですか?
 今週は、ペペタスギター教室は全校夏休み中で、私ペぺ田代もレッスンはお休みです。(一昨日は戸田教室で少しレッスンしたけど・・)~こういった感じで、私は、何だかんだと毎日仕事してます。
 しかし、昨日は疲労がたまって、辛く感じたので、思い切って完全休養日にしました。
 夜、家内と二人で、戸田公園駅すぐそばの海鮮居酒屋「つなん」さんで一杯やりました。
 私達は黒生ビールが好きなのですが、なかなか置いてある店が少ないですね。ここは、美味しいのが飲めました、
 写真がピント位置を間違っていて、ボケボケですが勘弁して下さい。突き出しは、マクロのねぎぬた和えでした。

 刺身は6種盛に、カツオたたきを追加。
 季節的に、カンパチが良い季節に入ってきました。しかし、この日の出色は「きんめ」。
 和食のこと、魚のことなどは全て、今度の日曜に「四十九日法要」を迎える叔父に教わったものです。
 よく叔父と二人で、この季節はあれが美味い、どこの海のなんて魚が美味い、なんて話しつつ、一杯やったものでした。

 天ぷらの写真を忘れました。キスが出色。メゴチは、ダメ。
 次は焼き物。カンパチの塩焼き(珍しいですね。あまりやる店がない)。カンパチは、切り身の厚さ、焼き加減など気をつけたら、焼き魚でも抜群に美味しい。私は、わさびを付けて食べるのが好きです。
 奥は焼き茄子。茄子が美味しい季節が続きますね。焼きなすは、焼いた(グリルした)、少し焦げた香りがついて、オツです。

 その後、津南そばと焼きおにぎりでしめて、「ごちそうさま」でした。
 帰り道、DVDをレンタル。帰ってから、家内セレクトの映画を一つ観ました。
 小津安二郎監督の「麦秋」、1951年松竹の作品。女優原節子さんが28歳独身OLの役。美しいです。2時間、リラックスして楽しみました。
 おかげで、布団に入ってもぐっすりで、クオリティーの良い睡眠がとれて、ハッピー。良く寝ました。
 たまには、絶対に仕事をしない、完全休養日が必要ですね。私は、思いつくと仕事してしまうので、これからは益々、気を付けて休みを取らないといけないな、と思いました。

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大阪までお盆で行ってきました

 8月10日~17日の1週間、ぺぺタスギター教室は全校、夏休み中です。私ペぺ田代は、レッスンがないだけで忙殺されています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
 この4月に逝去した義父の初盆で、家内の実家は大阪・三国へ行ってきました。
 日曜夜の夜行バスで「新宿~梅田」高速バスで。夕方まで自宅で仕事してました。バスに乗って、携帯のワンセグでオリンピック中継~オグシオ・ペア勝利を見て(便利ですな!)、パット・マルティーノなどを聴きつつ。2時過ぎにようやく眠れました。
 6時「そろそろ京都です」のアナウンスに目覚め、6時40分過ぎ、大阪・梅田駅近辺に到着。
 阪急梅田駅近くの喫茶店で、ゆっくりコーヒー飲みました。私は紅茶派で、あまりコーヒーは飲まないのだけど、早朝のコーヒーって、美味しいですね。3杯飲んじゃった。

 阪急梅田駅で、月曜日の朝7時50分頃かな。流石にすいてますね。夏休みの人が多いのでしょう。
 家内と一緒に、初めて家内の実家を訪ねた時も、夜行バスで梅田に着いて、阪急宝塚線で三国へ、の行程でした。
 道行が同じだと、その時のことが思い出されます。月日の流れは速いものだと。

 阪急三国駅から、商店街を通ります。まだ朝早いから、店は閉まっていますな。
 初めて来た時は、もう1時間早い到着だったので、より一層、閑散としたものでした。夕方なんか、すごく混み合うんですよ。

 こちらは、全く反対方面の、地下鉄御堂筋線は東三国駅。
 家を出るときに帽子をかぶってくるのを忘れたので、朝、三国駅の100円ショップで買った麦わら帽で。
 大阪は、東京よりも最高気温が高い日が続いていて、「暑い夏」なんだそうです。

 今回も、午後ちょっと時間を作って、「たこたこ」のタコ焼きを食べに行きました。生ビールとたこ焼き。美味しいです。大阪に来た時の楽しみ!
 ネットで見たら、やはり美味しい店なので、ファンの方が多いのですね。

 夕方、新大阪駅に向かう途中の寿司店「ねた市」で、家族で会食となりました。
 今回は、私も家内も、仕事の都合で、とんぼ返りのようなスケジュールとなってしまいました。12時間の大阪滞在だ。せっかく行ったのにもったいないような気もするけど、まあ、仕方ない。
 次回は、ゆっくり滞在したいと思っています。

JUGEMテーマ:大阪

夏の散歩は

 今日は木曜日。私ペぺ田代はペペタスギター教室・東京・高田馬場校にてレッスン担当日。
 しかし暑いです。夏場の散歩は、時間帯などを注意しないといけませんが、なかなか難しいです。最近は、夕方早めの時間帯で、休憩時間を取るようにしていて、状況が許せば散歩に出かけます。帽子をかぶって、日陰を歩きます。
 高田馬場教室から豊島区高田を抜け、文京区の新江戸川公園まで往復のコースにしました。所要時間は1時間くらい。
 まずは、高田馬場2丁目で、昼寝のネコ発見。
 茶トラとカラス、または三毛のハーフでしょうな。おとなしくて人懐こい猫でした。
 自転車の下で、くつろいでました。

 夕方でもこの空です。こう見ると、どこか地方の山の景色みたいですねぇ。青空に、緑のコントラストも美しいですね。
 今日は携帯で撮影したので、色もピントも大甘です。勘弁して下さい。
 公園に入ると、萌えるような緑です。流石に、緑のグラデーション、ディティールは、良いレンズじゃないとだめでした。そのカットも撮影したのですが、お見せできるレベルに撮れませんでした。

 公園の近所のお宅の飼い猫の茶トラ君に会うのも久しぶりでした。大きいです。相変わらず人懐こい性格の猫。
 夕方だと、猫も外に出てくつろぐのですな。昼間は寝てるもんね、夜行性だから。
 そんな感じで、今日の散歩の日記でした。

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戸田橋の花火

 8月2日(土)暑い日でした。ペペタスギター教室・埼玉・戸田公園教室の近所、荒川の河川敷にて、毎年恒例の「戸田橋花火大会」が開催されました。
 私も、家内共々、ゆかたを着て、見物に出かけました。
 今回は、高架線路を挟んで川口側の土手に座っての見物。こちら側は、超混雑するわけではなく、早くから場所取りなどしなくても平気なので、そうしました。

 土手の上は、終始、心地よい風があって、ゆかた一枚の私は、汗をかくこともなく、とても気分良く、花火を楽しむことができました。
 風があったせいで、花火の煙も素早く流されて、より一層、美しく花火を観ることもでき、「絶好のコンディション」だったのではないでしょうか。

 私は人ごみが嫌いなので、賑やかな場所に出向くのは億劫に感じるのですが、しかし、花火は文句なしに楽しめます。
 ただ、特等席は、場所取りから移動、周囲の喧噪など、気が引けます。
 今回は、のんびりした感じの場所で良かったですが、なぜか私たちの全方にいたグループが、意味もなく立ち上がっていたので、それが迷惑だったくらい。

 全般的に写真がうまく撮れませんでしたが、こんなところでご容赦を。
 7時5分くらいから花火が上がり始め、8時40分過ぎの終了まで、豪儀に乱れ打ちで、大層、楽しませていただきました。
 この写真は、一番最後の、賑やかな乱れ打ちの様子です。目に眩しいくらいの豪儀さですね。
 堪能しました。花火師の皆さん、ありがとうございました。大拍手。

JUGEMテーマ:花火大会

夕立のあとに

 今日は火曜日で、私ペぺ田代はペペタスギター教室、埼玉・行田教室にてレッスン担当です。
 今日は夕方6時前、急に大雨がきました。ものすごい雨量。
 アスファルトに雨がはねる様子を写真に撮ってみました。極端に大粒の雨で、はねるのも凄いけど、雨の軌跡も太いです。
 でも、うまく撮れなかったですね。難しいです。

 7時前にはすっかり晴れて、この夕焼け雲。美しいです。
 雨が大気中のチリを洗い流してくれるので、雨上がりの空はきれいですね。
 でも、遠くで雷が聞こえていました。ここ数日の不安定な空模様で、局地的な豪雨、怖いですね。
 昨日に続いて、空の写真になりました。美しい表情は嬉しいけど、被害が出ないことをいのりたいです。

JUGEMテーマ:天気

高田馬場の夕焼け空

 今日は月曜日。私ペぺ田代は、ペぺタスギター教室・東京・高田馬場教室にてレッスン担当。今日も蒸し暑かったですね。午前中は曇っていて、少し雨もちらついたけど、午後からは一転、晴れました。
 教室のあるマンション、サンパティオ高田馬場には非常階段として使用できる鉄骨らせん階段があって、屋上へ続いています。施錠してあって、屋上には出られないけど。
 今日夕方、レッスンが開いたわずかの時間に、上がってみたら夕日がきれいだったので撮影してみました。

 ほんの数分の間でしたが、雲の模様も随分と変わるものですね。
 クリアな「うろこ雲」が出てきました。空の様子、雲の模様は、観ていて楽しいものですね。
 子供の頃は空を見上げて、「あの雲は・・・に見えるぞ!」なんて言ってましたなぁ。
 シャッタースピードが遅いのを、手すりにカメラを乗せての撮影で、ブレもなく美しく撮れましたね。

 こちらの写真も、画面斜め下に建物が入って、超広角レンズ風のカットです。
 いや~、なかなか美しいものですね。大きな画像で見ると、こまごまとしたもの(テレビのアンテナや電線やもろもろ)が目に入って、やや興ざめなんですが、こう見せられると、乙なもんでしょ?

 上の写真を、若干ワイドにして、下辺に湾曲した建物を入れてみました。
 で、それを画像加工ソフトで、明度を下げ、コントラストを上げて、一層、上記した撮影意図をデフォルメしてみました。
 ドラマチックな感じになりましたよね。

 私は、この時間帯は大抵レッスン中なので、なかなかこの景色が見られませんが、今日は思いついて、上がって撮ってみて良かったなぁ。今日の「小さいハッピー発見」。

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猫の寝姿にもの想う

 今日は日曜日。ペペタスギター教室は、東京、埼玉各校共、全校定休です。
私ペぺ田代もお休み。最近体調がすぐれないので、ゆっくり休養しています。しかし、蒸し暑いですね。皆さんも、ギター及び自分の健康管理に、重々のご留意を。
 今日も猫の話題です。
 先日アップした、行田教室の「ロビ奴(やっこ)」が、蛇口から水を飲む写真が好評だったので。
 ロビが昼寝をしているところを撮影した写真です。気分良く寝ているところを邪魔されて、少々迷惑そうですなぁ。
 しかし、腹が出てます。ロビ奴は、美食家ではないのですが、終日、ちょこちょこと食事してますから、太るのですな。

 楽器の音やCDの音を嫌がる猫もいますが、当然、ロビ奴は、全然平気です。
 私が練習していても、全く平気で、ギターの音には、何の興味も示しません。
 昔々、知り合いの家で飼ってた猫の話ですが、その友人は始終、大音量でロックをかけている人だったので、その猫も大音量ロックをものともしませんでした。が、唯一、恐れたのが「キングクリムゾン」の「21世紀の精神異常者」。何か、猫にとって非常に嫌な音が入っているらしく、大層、嫌がったそうです。

 ロビは、寝ていても、名前を呼ばれると尻尾を振ります。起きていれば、返事をします。
 それだけでも、皆に褒められていまして、「アンタ、そのくらいの芸でのんびり暮らしてゆけて、結構な御身分だね~」なんて、言われてます。
 世の中が不況になると、のんびり寝ている猫を見て、皆が同じことを言いますな。
 「アンタが一番いい御身分だよ~」って。

 まあ、こうやってのんびり寝てる猫を眺めて、「アンタ、いいね~」って言ってる我々こそ、その姿に、沢山沢山、慰められているのですな。
 世の中生きてゆくには、いいことばかりじゃぁないから、何か心を紛らわすことがないと、やってゆけないもんね。
 で、ギターを弾くって、最高のこと、間違いなし。で、たとえば私は、その他に、「猫」「飲食」「読書」「散歩」などなど、いくつも持っている。
 多いほど散漫になるけど、適度に色々ないとね。皆さんはいかがですか?
 でも、ギターが最高だよ!

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自由学園明日館ビアテラスにて演奏の模様

 7月18日(金)激しい雨も上がり、池袋・自由学園明日館にて企画、開催された「ビアテラス」イベントも、当初の心配をよそに、美しい芝生の庭で大盛況のうちに幕を閉じました。
 今回は入場約300名で、主催者予想を上回る大盛況。天気も味方して、良かったです。私ペぺ田代もジャズギター演奏にて出演いたしました。

 この日、私は4時前から熊谷でクラシックギターでのステージを1本こなして、池袋へ急行のダブルヘッダー。電車がトラブルで緊急停止し、15分程遅れてしまったのですが、6時10分に会場入りし、6時30分には、もうステージを始めていました。
 ただ、熊谷でのステージでの疲労が残り、脳に糖分が足りなくて、速いテンポのコードチェンジについて行くのがきつかったので、チョコレートを2粒もらって、食べました。そしたら、もうOK!

 伴奏はペペタスギター教室高田馬場校でインストラクターを務めている佐々木君。ジャズスタンダードを中心に、ポップス、Jポップなど、30分ステージを3回、演奏しました。
 生徒の皆さんも遊びに来てくれて、楽しく過ごしました。
 私は、ビールお飲みつつ、リラックスして演奏を楽しみました。ただ、屋外の演奏は、音響面で難しいですな。やはりPAがないとキツイかな?とも思いましたが、「庭の一角で誰かが演奏している」風情という狙いなら、逆に音が行き渡らなくてもOKですね。

 自由学園スタッフの甲斐嬢と、お約束の記念撮影。相変わらず美しいです。美しい夜景をバックに。
 スタッフの皆さん、そろいのTシャツです。夏らしい風情で、ビールも進みますな。
 前回の花見に続いて頂いたオファーでしたが、自由学園での演奏は、私自身大好きで楽しんでいますので、ハッピーです。都心に、こんなに静かで美しいたたずまいの「おだやかな心持」になれる場所は稀有ですね。大事にしたいです。
 終演後、来場してくれた生徒さんと2次会へ行きまして、いささか飲みすぎました。でも、楽しくて良かった~。たまにはこういう日もないとね!

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久しぶりに猫の写真

 暑いですね~。今日は水曜日。私ペぺ田代は、ペペタス・ギター教室・埼玉・行田教室でのレッスン担当日です。
 行田教室には、猫の「ロビ奴(やっこ)」がいます。毛が抜けるピークシーズンも落ち着き、夏毛のさっぱり系ルックスになりました。
 でも、この腹。私同様メタボの疑い。でも、ロビはストレス肥りじゃないですな。
 椅子にリラックスして、昼寝中です。安心しきってこのかっこ。幸せそうですな。見ているだけで、私もハッピーになる。
 猫がいる日常って、いいですねぇ。

 こういう習慣のネコも多いと思いますが、うちのロビ奴も、蛇口から直接、水を飲むのが好きです。
 前々から、その様子を連続写真で撮りたいと思っていたので、実現しました。
 まずは、なめ始める直前。何やらおごそかな表情ですが、きっと何にも考えてませんね。
 猫の佇まいは、時として哲学的に見えることもあるけど、ホントは何にも考えてないんだよね、きっと。

 まあ、水飲んでる時には、あんまり考え事しないもんね。普通。
 私は、結構考え事しながら、色々やる習慣が身についているけど、しかし、飲食の時は、飲食という行為に没頭したいもんですな。
 そのほうが、ずっとハッピーだものね。

 舌をいい形で撮影するのに苦労しました。かなりな速度ですな。猫の舌の動き。
 高速連続撮影できるカメラなら手軽かったのでしょうな。昔、一眼レフを使ってた頃が懐かしいなぁ。
 デジカメ一眼レフも、マーケットに沢山出てきたから、一台、買おうかなぁ?

 いずれにせよ、まあ、いいもんです。猫のいる生活。もちろん、ギターあっての話だけどね。
 ちなみに私は、和猫の雑種が一番好きです。

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影絵のような虫食い葉

 今日は土曜日。暑くなりました。生徒の皆さんも、ペペタスギター教室・高田馬場教室へ、さかえ通りに日差しを受けつつ、レッスンに通っていただきました。
  今日は、先日散歩中に見つけた「虫食い葉」の写真です。
 川沿いの散歩道に、ひどく虫食いの木が続きます。気になって撮ってみました。こんな感じで、ず~っと虫食いが続いていて、びっくりしました。
 この日の天候は、やや明るめの曇り。
 よって、被射界輝度域(写真に写せる、最も明るい~最も暗い、の幅)は、極端に広くないので、ハイライトを露出オーバーで飛ばしてしまい(ここ最近多いです。でもたまたま)コントラストをクッキリ出してみました。

 この写真も、綺麗ですね。
 川面への映り込みが、たまたま水面の動きでグラデーションのように見えます。
 そして、それを背景に、虫食いの穴が「影絵」のように見えますね。
 また、構図もなかなか、儚げ(はかなげ)で、オツです。自画自賛(笑)。

 上の写真の一部をクローズアップして、より一層「影絵」的な要素を、強調してみました。
 なかなかこちらも、美しいです。で、上の写真が「散歩中、目に飛び込んできた(自分で無意識に切り取った)絵」です。
 で、この写真は、「”影絵的”で美しいな~」と思って、意図的にトリミング(切り取り)した絵です。

 こういう作業は、音楽創りに似ています。特に「日本語の作詞」作業に似ていると思います。
 一音(音符一つ)に、1単語を乗せられる英語(アルファベット言語)曲に比べ、1音(aとかiとかuとか)しか乗せられない日本語曲は、音符に乗せられる情報量が極めて少なく、「削ぎ落とし、削ぎ落し」詩を追い込んで行く傾向があります。
 写真加工の作業をしつつ、そんなことを考えました。
 ギターも、音楽を「バーチャルに成立させる楽器」なので、こういった感性は「ギタリスト」には重要かな、と思いました。

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想い出だけが残る

 私ごとですが。
 叔父が急逝しました。日曜日の夕方、危篤の一方を受け、すぐさま行田市内の病院に駆けつました。翌月曜日の夕方、叔父は逝去しました。66歳でした。食道ガンでした。
 私を大変に可愛がってくれた叔父でした。酒も料理も、色々と教わった。叔父は天麩羅職人でしたので、天麩羅や和食全般に関するノウハウなども、教えてもらいました。
 子供の頃から、毎週のように、外食に連れて行ってもらいました。私の味覚は、その経験から作られた部分も大きいです。
 子供時代はもとより、私が大人になってからも、よく一緒に過ごしました。本当によく酒を飲みました。ケンカもし、批判もし合いました。
 入院した時は、すでに手遅れとの宣告を受けました。毎週見舞うたびに、私の中では、心の準備が進んでいたのだと思います。
 別れは辛いです。今生の別れ。
 しかし、パパ(ペぺロメロさん)に教わった、
「愛する人を失った悲しみより、その人と今生で巡り合えて、愛し合えた輝かしい想い出のほうが勝る」
 という想いが、心にしみます。
 しかし、故人との「良い想い出ばかりが残ってゆく」これからの日々を思うと、やはりまだまだ、心の整理なんて、ついていないのだな、と思います。
 葬儀は親族が顔を合せる場な訳ですが、そうすると、いろいろありますね。疲れます。そんな、煩雑なことで悲しむ余裕も削がれてしまう。まあ、葬儀というのは、家族、親族にとっては、実に多忙で煩雑なものですから。
 家長として、また親族を束ねる本家当主にとっては、心労が重なる日々ともなります。私も、それをサポートする立場だったので、疲れました。
 叔父の病状を受けて、ここ数カ月、ずっと心が重かったのですが、叔父を失った今日になっても、一向に心の重さは変わりません。
 別れは言えたはずなのに、と思うのですが、或いは、ずっとさよならが云えないのかもしれない、とも思えてきます。

散歩の光景

 今日は水曜日。ペペタスギター教室・埼玉行田校でのレッスン日ですが、今日は事情により、変則営業時間で、夕方以降のレッスンは臨時でお休みです。
 電話でのお問い合わせにも、応対できない時間帯があります。ご了解ください。
 昨日夕方、なんとか時間を捻出して散歩しました。行田でのレギュラー散歩コースの水城公園。
 少し陽炎に見えます。水面がキラキラと美しいですね。夏写真の定石ですが、露出をかなりオーバー(+2.5)にして、やや幻想的な感じに仕上げてみました。

 今年まで、あまり意識しなかったのですが、枇杷(びわ)の木が、町中に、普通にあるのですね。もちろん、散歩コースにあります。
 実が盛りです。果実の木、写真に撮るのが難しいです。画面全体に、メインの被写体たるべき「果実」が散るので、カットのまとめ方に苦労します。
 まあ、ご報告という感じで、特に特徴のない写真。
 ところで、ひとつもぎって食べてみました。「!~美味しかったです」。流石、行田産だ!

 こちらは。木漏れ日を拾ってみました。写真としては、こっちのほうが美しいですね。
 露出をいろいろ調整しながら、数カット撮影してみるのは、フィルム(ポジティブね)を使っていた時分からの習慣ですが、今はデジカメなので、撮って直ぐ、確認できるのが超便利ですな。

 ということで、今日はカメラ小僧的視点で、少し写真の話をしてみました。音楽もギターも、上達してゆく中で、他の芸術に関わるり、学べることは非常に大きいです。
 そして、その「新たな気付き、学び」をギターに、音楽に生かしてゆくことで、より一層「感動」を内包する「本質的な芸術」へと、音楽家は成長してゆきます。
 ギター愛好家の皆さん、ぜひ、音楽以外のアートにも興味を持って、関わってみましょう!

JUGEMテーマ:散歩

フランスの午後みたいだ

 今日は火曜日。私ペぺ田代は埼玉、行田教室にてレッスン担当。東京・新宿は高田馬場教室では佐々木講師がレッスン担当です。
 今日は梅雨の晴れ間で、暑くなりましたね。今日も朝から超多忙な一日でしたが、なんとかかんとか時間を捻出して、散歩に出かけました。
 季節的にか、最近体調を崩す生徒さんも、またまた増えてきていて、健康管理に注意しないといけませんね。
 なので私は、ともかく散歩をきちんとキープしようと、努力して時間の捻出に努めています。それを頑張らないと、忙殺されてしまって仕事ずくめの一日になってしまいますから。
 さて、で、今日の散歩収穫は、この写真です。
 低い塀に、まだ青く硬い葡萄の実が付き始め、午後の緩んだ明かりが暖かく照らします。
 美しい光景です。今日はデジカメを持っていなくて、携帯で撮ったので、写真のクオリティーが今一つですが、まあ、そんな感じ。
 これだけ見ていたら、フランスみたいだね!このすぐ裏手に子猫が3匹(みんな三毛)寝てたので、このブドウと一緒に撮りたかったけど、残念。
 でも、いい感じの「絵」ですよね。

 今日の「小さいハッピー」のひと時でした。
 話は違うけど、家内の勧めで、散歩時には、UVプロテクトの化粧水を塗ることにしました。日常的な日焼けは、皮膚ガンの原因であることは周知されてきましたね。いやはや、どうも・・・。
 しかし、楽しい「日中の散歩、好天の日差しを満喫」するためには、仕方ないですな。

JUGEMテーマ:散歩

ウエディングドレスとギター

 ジューンブライト・シーズンですね。以前ご紹介した生徒さんの結婚式の様子(ウエディングドレスでエレキギターを弾く)を、この時期にご紹介しようと思っていて、早くも今日は6月22日。
 ペペタス・ギター教室は、「ウエディングドレスでギターを弾く花嫁」が全世界に広まるように願っています。
 青い美しいウエディングドレスで、白いジャズマスター(フェンダー)を弾くのは、ペペタスギタースクール埼玉・行田教室に通っていただいている久美ちゃんです。以前、このブログでも御紹介しました。
 彼女の披露宴での写真です。ドレスでギターって、カッコいいですよね。最高!もっともっと、沢山の花嫁さん達に、ぜひぜひ取り組んでいただきたいです!
 この日は2曲演奏。まずはビートルズの「オブラディ・オブラダ」をインストで。久美ちゃんがリードギター。
 オブリガード(メロディー合間のカウンターライン)でミュートフレーズを入れたら、客席がドッと沸きました。楽しい思い出だね。

 リハーサルもままならないし(花嫁は結婚式当日、超多忙なので)、緊張もするしで、当初から、演奏に無理のない内容のレパートリー造りに取り組んでの本番です。とてもうまくゆきました。
 もう一曲は、新郎がリードヴォーカルで「日曜からの使者」を。新婦ご友人もタンバリンなどのパーカッションで、楽しく参加しました。
 友人が楽しく参加できるのも、こういった企画の楽しい面です。事前に1~2回、練習の機会を持つのですが、そんな風に会って時間を共有できるのも、格別の思い出ですね。

 サイドギターは、親友の優子ちゃん。彼女も以前、ブログで紹介しました。優子ちゃんの時は、純白のウエディングドレスだったな。
 大変に楽しい、思い出深い、素敵な披露宴となりました。参加者全員のハッピーは、新郎新婦からの、そして彼等への、両方向の幸せでもありましね。
 それにギターが役立つのは、最高だ!

 結婚式に至る道筋、それは様々な面があるけど「多忙」であることも大きな特徴。だから、式当日が近付くにつれて、徐々に「会場任せ」の内容に傾きがちになってしまうのが通例でしょう。
 しかし、ポイントを絞って、自分たちのプランを明確にしていれば、ぐっと個性的な、思い出深い素敵なイベントになるはず。
 だから、花嫁にギターを弾いてほしいと、私ペぺ田代は切望します。
 ペペタスギター教室は、「2か月で弾きたい曲を弾いてしまおう!」というビギナー向けのプランを用意しているので、全くギター経験のない方でも、式の半年くらい前にご相談いただけば、なんとかなりますよ!お気軽にご相談ください。

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行田の有名店~ホルモン焼でナンコツ満喫

 ペペタス・ギター教室・埼玉・行田教室は、秩父線行田市駅近くのロケーションです。南口方面です。で、今日の話題は駅北口側にあるホルモン焼きのお店。
 行田では有名店です。ホルモン焼「よこしば」。私は、この店が現在地に引っ越す前から知っているので、歴史は古いですね。小学校の頃から、叔父に連れられて良く食べに行きました。
 その頃から好きだったメニューが、こちらです。「ナンコツ」。この写真で2人前です。
 他店でオーダーしてみても、なかなか満足できません。私の「ナンコツ」の基準は、この店なんです。

 七輪で、もくもくと焼きます。やはり、炭の遠赤外線効果、及び煙での燻製効果などが相まって、「炭でなければ出ない味」になります。チュウハイなどを飲みつつ。のんびり焼きます。
 まあ、やはり「硬い」食べ物ですな。軟骨なんだから。で、歯が健康で良いうちに、食べておきたいものだ、と思ったり。

 ここの豚汁も楽しみなんです。昔はもっと、野菜が沢山入っていて、とくに「シメジ」が、ガツンと入っていました。いまは少し変わりましたが、風情は変わらないです。
 ナンコツで一杯やって、カシラで食事をするのが、いつものパターン。

 しかし、なかなかこの店に行く機会を持てません。「今回行ったのは、いつ以来かな?」と思い起こせば、昨年の3月に行った以来でした。
 「いそがしい」ことは、決して悪いことではないのだけれど、「たまにはあの店に行きたいな~」なんて店に、1年以上行けない(近所にちょくちょくいるのに)というのも、「如何なものか?」なんて思ってしまいます。
 でも、まあ、こういった「プリン体」が多い飲食物は、尿酸値が高めのペぺ田代には、ホントは「×」なので、やや、複雑な心境です。
 ちなみに、この店は日曜、祭日定休。夕方5時くらいからやってます。行田の散策に訪れる皆さん、平日ならばお薦めします。

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和食処で一杯

 今日は金曜日。私ペぺ田代は、ペペタス・ギタースクール、埼玉・戸田公園教室にてレッスン担当日。好天で暑くなりました。湿度も低く、爽やかな風で、気分の良い一日でしたね。ギターも伸び伸びと鳴りますな。嬉しい。
 今日は、久しぶりに食べ物の話。昨夜は生徒さんと高田馬場で一杯いきました。
 和食処の居酒屋で一杯でした。なので、まずは「お造り」から。器が「カレイ」で洒落てるし、添えられた「紫陽花の花」がまた、風情です。
 この日のセレクトは3種。「しまあじ」「平目」「かつお」。
 この季節なら、断然「しまあじ」ですな。5月後半から6月は、良いシーズンです。以前から高級魚(までいかないか?)的な価格の魚ですが、美味い魚です。麦焼酎によく合う刺身ですね。この日も結構でした。
 「かつお」は生姜で。「かつお」は足の速い魚(変色が早いこと)なので、お店でも「最上の状態で出すには気をつかう魚」ですな。
 たまに「私はカツオ、好きじゃない」とおっしゃる方がいるけれど、あれは多分、ホントにうまいカツオを食べたことないんだろうな、可哀想。

 「煮もの」は、「新じゃがと鳥の炊き合わせ」。干しシイタケの出汁がメインの味で結構でした。
 焼き物は「かま焼き」。何が出るかな?と期待したら、平目と鯛。やりますね!結構です。
 鯛が出色。やはり「鯛の中の鯛」と言われる小骨に付いている肉が美味いのですな。
 同席の方で知らない方がいたので、教えて、食べさせてあげようと取り出したところ、手が勝手に動いて自分の口へ。・・・。ごめんなすって。また今度ね。
 平目は脂が乗っていたし、コラーゲンたっぷりだね。私の家内は「猫」(魚を見事にきれいに食べる方)なので、せっせと食べてました。

 仲の良い生徒さんと、一杯行くのは、実に楽しい時間です。私も皆さんも、なかなか時間の捻出が難しくて、機会をなかなか作れませんが、行くとホントに楽しいです。
 ちなみに、このお店は「へいじ」というお店。隠れた良い店。高田馬場3丁目。場所は、自分で探してくださいな。

JUGEMテーマ:グルメ

行田市の風景紹介~通学路の風景

 今日は水曜日。私ペぺ田代は昨日に続き、埼玉、行田教室にてレッスン担当日です。
 「話題」も昨日に続いて、行田教室周辺の景色から、写真を何枚か紹介します。
 昨日から紹介しているロケーションは、秩父鉄道・行田市駅から東行田駅への途中辺りで、私の中学時代の通学路でもあった「新川」周辺。
 子供の頃からの「遊び場」でもあったこの「新川」(地元の人は昔からそう呼んでいる)は、古くは「桜土手」の別称を持つ桜の名所でしたが、私は「記憶がない」ので、大分昔に桜は無くなってしまったのでしょう。
 私が毎日ここを歩いていたころは、まだまだ、川肌から土手までが「土」で、のどかなもんでした。
 今でも人通りは少ないので、そういった意味では「のどか」だけど。

 ごく普通の景色も、光の加減と、見るアングルによって「良い表情」を見せてくれますね。
 日常の景色の中で、こういった手段で「自分のお気に入りの景色・場所」を持つと、散歩が一段と楽しくなります。
 それが定期的に歩けるコースなら尚更、時間帯による表情の違いや風情の違いが楽しめて、申し分ない。
 夜の散歩も悪くないけど、私は断然、日中の散歩に軍配を上げたいですな。

 車も通る道なのに、橋もこんな感じで、ひなびてます。
 「ここに足をかけて、同級生と立ち話をしたなぁ~」なんて想い出したり。
 昨夜のレッスンで、高校生の生徒さんと「郷土愛・故郷」のような雑談をしたけど、それは多分に「良い想い出」と言い換えても良い一面があると思います。
 私は、中学時代は良い想い出が多く、楽しかったので、余計そう思うのかな。

 そんなところで、結論。たまには懐かしい道を歩くのも、すごく楽しいですよ~、という話です。
 行田市に観光、散策においでになる皆さん、何も無い普通の景色を、ぜひ素敵な想い出のひとこまにしていただけるよう、楽しく行田を歩いて下さい。
 付録です。
 先週のブログでも付録で紹介した、行田・水城公園の紫陽花。今日は益々、満開です。遅い午後のけだるい光に、爽やかな青も美しいですね。
 雨に濡れ、カタツムリでも乗っかってると、アジサイは風情だけどね。
 でも、美しいものはいつ見ても美しいですね。
 人の心もそうありたいものですな。

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忘れ得ぬ光景

 今日は火曜日。私ペぺ田代は、ペペタスギター教室・埼玉熊谷エリアの行田教室にてレッスン担当日。ちなみに東京・新宿は高田馬場教室では佐々木が担当。
 今日は貴重な「梅雨の晴れ間」になりました。私もレッスンの合間に小一時間休憩をとって、散歩しました。
 今日のテーマは「忘れ得ぬ光景」。誰でも忘れ得ぬ光景を、いくつも持っているでしょう。心に焼きついた光景。
 私にもいくつかありますが、最も古い時期の景色で良く想い出すのがひとつあって、まずはそれを紹介しましょう。
 たぶん2~3歳の頃だと思います。
 うららかな春の日、祖母に連れられて、この公園のベンチにいました。私は落ち着きなく立っていましたが、祖母はベンチに座っていました。
 平日の昼間なので、他に人もなく、「平和な静けさと祖母の愛」に包まれた記憶です。暖かく、明るく、安心しきっていられました。守られている感じかなぁ、なんとも云えぬ幸福感とでもいいましょうか。
 電車が見えるのは昔と変わらないけど、その他は何もかも変ってしまいましたが、公園自体は今でもひっそりとあります。

 すぐそばの鉄橋です。この下で、子供のころよく遊びました。その頃はそんなに整備されてなくて、子供達にとっては、格好の遊び場だった。
 近くに友人の家が多く、また、中学の頃には通学路でもありましたから、馴染み深いエリアです。
 やはり周辺も、少しずつ変わり、今では大いに、景色も変わってしまいました。

 これは、通学路にある「関(水門)」からの流れです。
 中学の入学式の日、母と学校へ歩いて行きました。薄曇りのその日、このコースを初めて歩いたようなもんだったのです。
 で、ここの眺めをちらっと見て「これから毎日、こんな光景を見るのだな~」と思ったのをよく覚えているし、その光景も良く覚えています。

 ドイツの詩人リルケは「若き詩人への手紙」のなかで、「心が迷うときは、少年時代の想い出に逃避しなさい」みたいなことを書いていたような記憶があります。(20年も読んでないから正確かどうか自信がないが)
 私もいくつかの光景(心の原風景のひとこま)を心に温めているので、時折想い出して心を遊ばせることがあります。
 それが、間違いなく私の心を癒してくれる時間でもあります。
 皆さんはいかがでしょうか?
 ついでに撮った写真があるので、明日、ご紹介しましょう。ではまた明日。
 今日もギターの練習、頑張ってください。

JUGEMテーマ:日記・一般

遅い午後の光

 今日は日曜日。ペペタスギタースクールは東京・高田馬場教室、埼玉・戸田公園教室、熊谷エリア行田教室共に定休日。
 私ペぺ田代もレッスンはお休みです。今日は仕事と用事を一通り済ませたところで、家内と散歩に出ました。
 そこで、「遅い午後の光」を集めてみました。
 散歩に出たのが午後4時過ぎ。好天でしたが、これからの梅雨を予感させるように、雲が多かったです。
 雲の隙間から「光の筋」が降り注いで、美しかったです。私が「雲間からの光」を美しいと思った記憶は14歳、中学3年の時、激しい雨が急に上がって、教室のベランダから見た光景。その時、隣で友人が言った冗談までよく覚えている。
 素敵な「一瞬の記憶」です。

 戸田公園のボートコースに映る夕方直前の陽光です。キラキラと明るい中にも、夕暮れ時の倦怠感が漂う、独特の風情を持った時間帯ですね。
 先日行った高野山は、弘法大師空海による真言密教の聖地ですが、その教えの根幹は、本尊「大日如来は、ある時は風に吹かれる花になり、水面に映る光となり、様々な日常の景色に姿を変え、その教えをわれらに伝える」というものがあり、「まさしく心の教え、そして最も気高き伝え方」と思い、得心しました。

 日常の一瞬に「美しい」と感応する局面は、心の持ちよう次第で沢山、享受出来ますね。
 官能する時間の長さに関係なく、自分の心の持ちようで「その美しさに教えられ、心を救われます」。
 ミラーに映り込む夕日を撮ったこの写真も、日常当たり前に目に入る風景ですが、今日もまた、「やはり美しい」と感じました。で、数歩行きすぎて「やっぱり写真に撮ろう」と戻って撮った一枚。

 数年前に発表した私のCD「遠い日のソナチネ」は、クラシックギター独奏による自作自演集で、その作曲動機の多くは「日常の散歩などから感じた、美しさへの感動」がモチーフになっています。
 素晴らしい作品と自画自賛してます。まだ聴いてない方は今すぐ、買って聴いてね。ペペタス・ウエブショップでも、教室でも売ってるよ。

(ショップ)https://www.pepetashiro.com/webshop/pepetashiro.html
(サンプル音源)https://www.pepetashiro.com/pepe/cd/index.html
 「今、手元にある素晴らしさに感謝し、慈しみ、愛しみ、感動する」当たり前のことが出来ないと、「もっと欲しい、沢山欲しい、もっと良いものがあるはずだ」となってしまい、「持っているのに満足できない”餓鬼”」になってしまう。そして、それが今日の世界を席巻している「心の暗黒」と思うのです。
 原油が1バレル140ドル!?狂気ですね! そして、許してはいけない!投機資金が原油マーケットから撤退すれば、1バレル50ドル台がいいところと思います。
 そして、穀物を始めとする「食糧問題」も同様。アフリカでの飢餓問題は、「何もしないで、金を動かして、利益を得る」労働とは無関係の「利潤追求」の狂乱。
 そして「アフリカでの食糧問題を、サミットでの議題にする」と胸を張った日本政府。サミットまでの1か月以上、飢餓の状態は深刻に進むであろう。その間は、何なのだろう?何をするのだろう?
 無責任は恥だ。見て見ぬふりも恥だ。日本人は「恥」を忘れてしまったのでしょうか?

JUGEMテーマ:散歩

トリオ~ドリーパートン、リンダロンシュタット、エミル―ハリス

 今日土曜日、ペぺ田代はペペタスギター教室東京、高田馬場教室担当。一日、肌寒い雨でしたね。
 今日は久しぶりにCDレビューです。私の愛聴盤紹介。
 アメリカン・ポップシンガーの大スター3人が共演した、「Trio(トリオ)」。
Dolly Parton  ドリー・パートン
Linda Ronstadt リンダ・ロンシュタット
Emmylou Harris エミルー・ハリス
1987年、ワーナーから発売。

 3者それぞれ、大スターですな。
 ドリーはカントリーの大御所ですね。「火の玉ロック」が大ヒットして、伝統的なカントリーから様々なバリエーションにサウンドを求め、最近、久しぶりに「伝統的なカントリーサウンドの新作」を発表したらしいです。
 ホイットニー・ヒューストン主演の映画「ボディーガード」のタイトルトラックになった「I will always love you」の作者、本家本元と言ったほうが分かりやすいかな?

 リンダは、ロック、ジャズ、メキシコ、カントリーと、様々なスタイルで秀作を残してますね。最近、ますます素晴らしい歌声。しばらく前に、彼女のジャズアルバムを、このブログでも紹介しました。

 エミルーは、ブルーグラス寄りのカントリーから始まり、伝統的な路線を長くやってました。「ザ・バンドの”ラストワルツ”~”イバンジャリン”」で見た人も多いかな?昔は黒髪ストレートロングヘアーの麗しいルックスでした。
 昔々、その黒髪エミルーのポートレートを飾っていたことがあって、その頃付き合ってた彼女に、いやみを言われた覚えがあるぞ。

 で、このCD,ジャケットがいいのです。左側の、アメリカン・オールドファッション・ドレスの写真も麗しいですが、右側の「着せ替え切り抜き人形」がデザインされてるのも、アルバムコンセプトによる遊び心一杯で素敵です。
 こういうのは、ぜひアナログレコードの寸法で欲しいのですがね。もうすでに1987年はCDのみの発売時期に入っていたので、無いのでしょうな・・。

 おっと、見た目の話が先行しましたが、内容が抜群です。佳曲、好演揃いで、何度聞いても素敵です。
 「To know him is to love him(つのる想い)」は、大ヒット曲のカヴァーですが、アレンジ、演奏、歌、全部最高です。
 メンツも素晴らしい。トレモロギターでライ・クーダー!ハワイアンギターとマンドリンにデヴィッド・リンドレー!(美しいスライド!!!)アコギでアルバート・リー!凄いね!
 ちなみに曲は、あの「フィル・スペクター」(ビートルズのアルバム”Let it be”のプロデューサーと言うのが一番分かり易いかな)の出世作。
 ユーチューブで見られます。便利な時代だね、どうも。ちなみに、バックはデヴィド・リンドレー以外はCDとは違います。
こちらから、コピー&ペーストでどうぞ。
(スタジオライブ)http://jp.youtube.com/watch?v=TC-d2AkPqcE
(プロモーション)http://jp.youtube.com/watch?v=U30-I1sUUJ0&feature=related
 このCDで、私が大好きになった曲は、ドリーがリードヴォーカルの2曲。
 まずは彼女の自作品「Wild flowers」。サビの歌詞は:
”When a flowers grows wild,
it can always survive,
 Wild flowers don’t care where they grow”
(意訳:野生に育つ花はいつだって生き残ってる
      野生の花は環境なんて問題じゃない)
 素晴らしいですね。人生の応援歌だね。ギターはマーク・オコーナー!それにエミルー。
 もう一つは「Rosewood Casket」。かなり古いフォークソングらしいです。
 内容は、死の床にある老女が、先だった最愛の人を想う、といった歌。
意訳を、ざっとですが:
(大理石の台においた「紫檀の棺」と「最愛の人からもらったラブレターの束」
 その手紙を読んで聞かせて
 何度も読み返そうと思ったけど 涙があふれて読めなかったの
 私が死んで安らかな眠りについたら それは天国で目覚める眠り
 だから嘆かないで下さい
 彼の手紙とロケットを私の心臓の上にそっと置いて
 でも彼がくれた この金の指輪は 決して指から外さないで)
 日本に、老女がかつての恋を唄う歌があるのだろうか?と思ってしまいますね。
いわゆる「ポップソング」「小唄」「歌謡曲」何と言おうが、意義は同じですね。その「庶民の身近にある唄」の「ありよう」の問題。
 民度の問題かね~?日本には「本当に良いもの」が少なすぎると思います。
 「和歌」には勿論、間違いなく、秀作がいくつかあるでしょうね。最近、その辺を勉強したいと思っているのです。日本人の「精神レベル」が高かったのでしょうな、あの時代は。
 携帯に、このCDをインポートしてあって、よく聴きます。そのおかげで、電車で少し、幸せな気持ちでいられます。

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大阪で大野先生と一杯~クラシックギターコンサートの現状

 今日は水曜日。ペぺ田代はペペタスギタースクール埼玉・行田教室でのレッスン担当。行田教室は、熊谷、羽生、鴻巣などのエリアからの生徒さんも多く、埼玉県北部エリアで、熱心にギターを究めたい、というニーズの生徒さんに多く通っていただいています。
 さて、前回までの「ペぺ田代の高野山探訪記」、3回に分けて紹介しましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
 高野山に出かける前の晩、豊中市は阪急宝塚線「服部駅」に本校を置く大野ギター音楽院の校長先生「大野朱美先生」と、楽しく夕食をご一緒しました。
 以前も大野先生はこのブログでご紹介しましたが、以前から親しくさせていただいています。

 いつも、ざっくばらんに楽しく食べ、飲み、歓談するのですが、今回は「クラシックギターコンサート興行の実際と、問題点」のような話を沢山しました。
 お互いにその現状については、当事者として「実際」を熟知しているだけに、現状の諸問題や将来へ向けての展望など、かなり深い話ができました
 特に「興行」を主宰することの多い大野先生は、その「運営実態」について「プロデュースやオーガナイズ」以外の立脚点から、「有料来客者の感覚に敏感」でなければならず、様々な問題点(もちろん具体的な例で)を話し合いました。
 写真を見ると、とてもそんな真面目な話をしてるようには映っていないけど、かなり突っ込んだ話もしました。
 私が今秋にパパ(ペぺ・ロメロさん)宅に遊びに行く計画を立てているのを大野先生に申し上げると、「その折に、田代さんが責任を持って、ロメロさんに正しく伝えなければならないこともあるね」と言っていただき、日本クラシックギター界に対し、「私に出来ること、私にしか出来ないこと」などを考える機会にもなりました。
 大野先生との一杯は、大阪に行った折の大きな楽しみ。また次回も楽しみです。

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高野山へ行ってきました~3 最終回

 今日は日曜日。ペペタスギター教室、東京教室、埼玉戸田公園、行田など、全教室、定休日です。
 私ペぺ田代も、旅行時の疲れが抜けず、今日はゆっくり休養してます。
 さて、「ペぺ田代の高野山探訪記」、いよいよ最終回の第3弾です。
 翌朝7時から朝のお勤め。40分ほどの読経のあいだ、またまた寒さに震えあがりました。
 お勤めが終わり、本堂の仏教美術を見学させてもらって、終了。快慶の襖絵など拝観しましたが、あまりに体が冷えてしまったし、また堂内が暗いので、詳細に、気のすむまで観た、という感じではなかったのが残念です。
 部屋に戻ると、朝食の支度がしてあります。

 今日も素晴らしい天気になりました。が、これだけの日差しでも、11時頃までは肌寒かったです。
 朝の光に、山も緑も眼に眩しいくらいの美しさです。
 宿坊向かいの「苅萱堂(かるかやどう)」を見てから、並びの数珠屋さんで、数珠を購入しました。

 宿坊に置いた荷物をもって、高野山の中心地、根本大塔などの一群がある「大塔口」へ歩きます参道です。
 陽ざしに緑が美しく、そしてやはり、静けさに包まれています。
 この参道を入ってすぐ、「東塔」があり、並び「三昧堂」「大会堂」「愛染堂」などの一群が続きます。

 そして、高野山に現存する最古の建物、「不動堂」。1198年建立だそうです。
 高野山は、相次ぐ大火災によって、その多くを焼失し、再建されているそうですが、こちらは焼失しなかったのですね。
 鎌倉時代の書院造で、国宝だそうです。

 「根本大塔」は、いわゆるランドマークなのですね。内部は極彩色でかかれた諸尊と、大型の仏像が配置され、巨大な曼陀羅空間になっています。
 もちろん、本尊は大日如来で、金剛界四仏も配置されています。やはり、圧倒されますな。

 私が内部を拝観した時、熱心に拝んでいるご婦人がいて、その様を見てこう思いました。
 この空間、仏像、は美術としてよりも、信仰の対象(祈りの向け先としてのオブジェ)として、今日に生きているのだ、と
 早めのランチはカレーライス。カレー嫌いの私がカレーライス。珍しい。
 で、バスに乗って11分。高野山駅に着きました。駅からの景色を楽しみたかったので、一本早いバスで。
 駅からの道路を、木立が切れるところまで少し歩いて、この景色。絶景ですな。この美しい景色を眺めつつ20分、日光浴。そして、少し心を遊ばせます。やはりこれも一種の「阿字観」でしょうか。心がリセットされますね。

 これでもって、ペぺ田代の高野山一泊探訪記はおしまいです。学んだことというよりは、再認識できたことが多かった、と言ったほうが正確です。良い経験でした。
 その経験をギター演奏家として、音楽家として、そしてもちろん人間として、糧にしたいです。
 また、今回の滞在は台風一過となり、天候に恵まれたこと。それから、混雑少ない平日に滞在できたこと、など良い条件もそろいました。
 帰りの電車、その車窓からの景色も、往路よりはゆっくり堪能できたような気がします。

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高野山へ行ってきました~2 「阿字観」

 昨日に続き、ペぺ田代の高野山探訪記、第2弾です。
 霊宝館を出て、すぐ近くの「金剛峯寺」へ。高野山真言密教の総本山。秀次切腹の間もあります。
 空海の歴史(中国留学から帰国、高野山開山)が見事な襖絵となっていて、それが何間も続き(8間だったかな)、見事です。
 お寺事態の規模も大きく、庭もいくつもあり、花や緑も美しいです。

 ご覧のように、枯山水もあります。高野山はどこも「静けさ」に包まれた、落ち着いた、澄んだ空気に包まれている感じがします。
 枯山水も、京都の名寺のものと、雰囲気が違って感じられました。
 アングルによって、大いに表情を変えます。これも、一種の「仏教美術」なのですね。

 高野山到着からここまで4時間半経過。たくさん歩いて疲れました。そろそろ4時なので、今宵の宿(宿坊)「遍照光院」へ向かいます。小腹がすいたので、近くの喫茶で卵サンドとビール。
 で、まずは部屋に案内され、「阿字観」と言われる、一種の座禅、瞑想を申し込みます。夕食の6時までに。入浴。寝不足と徒歩での疲労に、ゆっくり入浴でリラックスしました。

 遍照光院には、美しい庭がいくつかあります。このお寺を選んだのは、「阿字観」も一因ですが、快慶作の襖絵があること、美しい庭があること、などでした、
 夕方の光も、朝の光も、表情が違う庭を演出し、背後の山とも相まって、美しい緑を楽しみました。

 6時から、部屋で夕食。もちろん精進料理です。名物「ごま豆腐」も付きました。また、入室した折に「ビールと酒、飲みますか?」と聞かれ注文しておいたので、スーパードライ大瓶1本と日本酒徳利一本いただきます。
 しかし、朝夕、冷えます。寒かったです。やや、閉口しました。

 夜8時、「阿字観」です。阿字観は、壁等に向かう座禅と違って、大日如来を表す満月が描かれた、大きな軸装を正面にして行う瞑想です。
 低い椅子に腰掛け、呼吸を整えてリラックス。軸に書かれた月の画を眺め、記憶し、それから眼を閉じて、体内に、その「月」を再現してゆきます。
 そして、正面の軸に描かれた「外なる月」と、体内にイメージ再現した「内なる月」を、同一化させるように、意識を集中させ、「さとり」の間隔を体感するものでした。
 感じたこと、認識したことがあります。この「さとり」を求める方法、それはパパ(ペぺ・ロメロさん)に教わった演奏法と同じ方法、そしてメンタリティーである、ということ。
 パパは「内なる音、心に聞こえる音に意識を集中し、それを再現しなさい」と言います。そして、今回「内なる月と外なる月の一体化~静けさと幸福感に包まれた心持」を「阿字観」で試みたわけですが、それはパパの演奏状態と非常に近いのではないか?ということです。
 本来、音楽行為、演奏行為の本質は「これほどに高い精神レベル、精神状態での心と体の合到」によってもたらされる、高次元の精神活動なのだ、と再確認したし、パパから教わったことを身につけ、常に実現できるよう、精進しなければならない、と感じました。
 「さとり」を表す一つの言い方として、御坊が話された以下の言い方がわかりやすいので、紹介します。
・体も意識も目覚めた状態(通常の覚醒状態)
・体も意識も眠っている状態(睡眠状態)
のほかに、
・意識は目覚めていて、体は眠っている状態
があり、これが「さとり」の状態に近いものだ、と。そしてそれが、「入眠時」や「目覚め時」に、一日2回は、すべての人が体験していることであって、これが認識されるか否か?だけの問題である、とのこと。わかりやすいですね。
 部屋に戻って8時40分。寒くて震えあがりました。もう、寝てしまおうと思い布団に入るも、まったく寝付けずに1時過ぎ・・・。これで3日連続の寝不足決定。
 布団で聴いた「グレン・グールド(ピアノ)の“フランス組曲”(J.S.バッハ)」、良かったな。心にしみた。
 またまた長くなったので、第2弾も終わり。明日の第3弾(最終)に続きます。
 P.S. ペペタスギター教室~発表会のブログ(5月4日・5日)に、写真が少し増えました。そちらも見てくださいね。
 

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高野山へ行ってきました~1

 ペペタスギター教室、臨時休校中、私ペぺ田代は、関西へ行っていました。
 家内の実家で法事があり大阪に出かけたのですが、今回の関西行きにあたり、大阪育ちの家内の勧めで、私だけ高野山で一泊してきました。で、その小旅行の模様を、皆さんにご案内します。
 真言密教の聖地、高野山です。
  私にとって、初めての高野山訪問となりましたが、私が高野山に興味を持った切っ掛けは20年以上前と古く、「佐藤健さん」という毎日新聞社のジャーナリストの著作によるものでした。
 これは「宗教を現代に問う」というルポで、「現役新聞記者が、得度、出家し雲水になってみる」というルポで、新聞掲載当時、大反響を受けたものだったそうです。
 佐藤健さんと私との関わりは、5年前の「ペぺ田代のギター日記」に記していますので、御覧ください。
https://www.pepetashiro.com/pepe/diary/2003.html#0101 (コピー&ペーストでどうぞ)
 したがって、ある意味では「念願かなっての高野山探訪」と相成ったわけです。

 大阪「なんば駅」から南海電鉄の「特急こうや」に乗って、「極楽橋駅」にて、この急勾配のケーブルカーに接続、山頂の「高野山駅」を目指します。
 なんば駅から約90分。気温が違います。大阪は大分気温が上がった日でしたが、特急を降りると「肌寒い」くらいで、ジャケットの襟を合せるほどでした。

 高野山駅前から、すぐバスに接続。バスは超満員。15分弱で、とりあえず当夜の宿となる宿坊(お寺さん)に着き、荷物を預けて早速、探訪に出かけます。
 まずは高野山の「とっつき」にあたる「奥の院」へ。写真は、奥の院へ向かう参道の入り口近辺。
 「奥の院」は太師信仰の中心聖地とされているようです。この参道から、ゆっくり歩いて25~30分程度。

 参道には、杉並木と墓所が立ち並び、おごそかな雰囲気。
  高野山は、弘法大使空海が真言密教の聖地とすべく入山、建立した「真言密教総本山」で、スピリチャルな面でもパワースポットですね。
 多くの寺院、墓所などがあり、巡礼の地としても霊験あらたかで、四国お遍路さんも、足を伸ばす聖地です。

 聖地奥の院は、写真撮影を一切禁止しています。幽玄な雰囲気の「灯篭堂」や「奥の院御廊」があり、「山の上の静けさ」に包まれた場所でした。
 こちらの写真は奥の院入口にある、「水かけ仏像」。
 で、ここから往路とは違う参道を40分歩いて、バス停「奥の院口」まで。その間もずっと杉並木と墓所が続きます。

 メインの通りに出たところで、軽食。きつねうどんを食べました。
 で、「一の橋バス停」から「大門行きバス」に乗って、9分ほど。反対方向のとっつき「大門」へ向かいます。
 御覧の通り、まさにその名の通り。大門。

 大門は、本当に「端っこ」に立地していて、すぐ道路(カーブ)になっています。
 そこからの眺望は「夕焼けの名所」に選ばれているそうな。この景色が真赤に染まれば、それはさぞ美しかろうと思いました。

 大門から100m程、山に入ると「おたすけ地蔵」があり、「願い事を一つだけ叶えてくれる」とのこと。
 向かう細い参道は、砂利で覆われ、踏む音も静けさに、心にしみます。
 願い事は、今、病に苦しむ親族の快癒を願い、祈りました。

 また、バスで4分程、中心方向に戻り「霊宝館」へ。
 ここは、高野山の多くの重要文化財などを展示しています。私が行った日は、全くの平日だったので、高野山全体、すいていて観やすかったです。
 この霊宝館も、心行くまで堪能できました。仏教美術の真髄と言っても良いですね。

 曼荼羅です。密教は、インド発祥の仏教が各地に広まってゆく中で進化し体系化してきたもので、「経文によって即身成仏」をテーゼしていること、「多くの仏を体系化し、図にした曼荼羅」が表わされること、「そしてその森羅万象の中心に大日如来を置く」ことなどが挙げられます。
 左が「金剛界曼荼羅」、右が「胎蔵界曼荼羅」です。霊宝館ショップで購入しました。

 こちらも同じくショップで購入した絵葉書。
 左から「四天王立像から”増長天立像”」「同じく”広目天立像”」。どちらも快慶作の重要文化財。鎌倉時代の傑作ですね。素晴らしいです。
 右は「弘法大師坐像」。室町~桃山時代の作。空海座像は、必ず「左向き」になっているのだそうで、そのエピソードも紹介されていました。忘れてしまったけど・・。

 長くなったので、今日はこの辺で。また明日、続きをアップします。

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