さて、パパ(ぺぺロメロさん)宅の滞在記。今日は23日(月)の朝~午後です。昨日も書いたとおり、セリン・ロメロさんの73歳の誕生日です。
1931年製のホセ・ラミレス2世ですが、製作はラミレス工房の伝説の職人「アルフォンソ・ベニート」の製作です。極めて稀なギターで、その音の素晴らしさは、絶句ものでした。以前から、パパからこのギターの話は聞いていて、弾いてみたかったのが叶いました。最高レベルのギターでした。
裏・側板は「シープレス」。
御覧の通り、裏は3ピースになっています。
シープレスはフラメンコギターに、使用されるので、フラメンコ専用のようなイメージがありますが、「シープレスのクラシックギター」というのも、ここまで素晴らしいコレクションに触れていると、実に素晴らしいものだと感心し、欲しくなってしまいますね!
ラベルは、普通に「ホセ・ラミレス2世」ラベルです。
ロゼッタ(サウンドホール周りの飾り模様)も美しいですね。
コンディションも素晴らしく、ほれぼれします。
滞在中、折々、気が済むまで弾きました。
高速立ち上がりに、図太い低音、甘く太い高音から、ラスギャードの切れ、タッチへの変化、見事です。
1920~30年代のマドリッド製ギターは、ギターの歴史上、間違いなく一つの究極ですが、このギターはその中でも、指折り数えられる実力のギターでした。
そういったコレクションが、ここに数十本、置いてあるわけです。
私が弾きたかったので、持って来ていただいていたわけです。(安全管理のため、通常は複数個所に保存)
セリン、セリンのパートナーのクラウディアさん、パパと私の4人で、サンディエゴまで、ランチに出かけました。
この店はタイ料理店で、オーナーの女性はセリンさんとは、旧知の仲だそうで、セリンの誕生日を祝っていました。
チキンの汁ビーフンを頂きました。
ポッカポカの日差しで、表のテーブルで。陽光の温かさの中、楽しく過ごしました。
デザートに、タピオカが出ました。
ジャスミン茶とともに、頂きました。
温かいタピオカも、美味しいですね。
さて、ランチを終えて、並びのオープンカフェで、葉巻です。私は、また、コイーバを頂きました。パパから。(とてもプライベートな写真なので出せません。ごめんなさい)
温かい日差の中、楽しいランチに満足し、葉巻に火を付け、明るい景色を眺め、風の音を聞き、愛する人と共に過ごす時間。
最初の煙を吐いてパパが私に一言。
「Pepe,This is life!」(ぺぺ、これが人生だよ!)
生涯忘れません。パパ、ありがとう。セリン、誕生日おめでとう。
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