オーガニックの屋久島ポンカン

  以前、高田馬場教室に通っていただいていて、郷里の屋久島へ戻られた、塚田さんという生徒さんがいらっしゃいます。
 以前、当ブログでも何度かご紹介しました。【生徒さん】カテゴリです。探してみてね。
最後の掲載はこちらでした。http://pepetashiro.jugem.jp/?eid=81
 で、ポンカン&タンカンの栽培をすることも、帰郷する大きな目的で、帰郷してから2年近くたち、いよいよ美味しい「ポンカン」の収穫を迎えたそうです。
今日、塚田さんの力作のポンカンが、屋久島から届きました。
ポンカンは、屋久島の特産品の一つで、【お歳暮】や【クリスマス】などの贈答品として、出荷されるのだそうです。
が、屋久島でも、栽培地が島の【北側 or 南側】の、どちらに位置するかで収穫期が異なるのだそうです。
で、塚田さんの【みかん畑】は、屋久島北部に位置し、一般的な出荷時期よりも、およそ3週間程度、遅いのだそうです。
なので、今からが、最高に甘味が増し、美味しくなるシーズンだそうで、ひと箱も頂戴してしまいました。
塚田さんの自信作。早速ゴチになりました。
「素晴らしく美味しいです。当然ながら。」
で、どう旨いかと言うと、
・「ナチュラルな旨さ」
・「自然な、かつ十分な甘さ」
・「ジューシーさ」
・「食感の良さ」~薄皮付でも、剥いても
この自然なる旨さ、素直さは何だろう?と思えば、それは塚田さんの、みかん作りに対する姿勢そのものなんですね。
当然、オーガニック栽培です。話を伺ったことがあるのですが、まあ、大変です。
4~10月は、毎朝、草刈り。これが、もう、格闘だそうです。
で、この雑草をのさばらせると、みかんの木をダメにしてしまうそうで、薬を使えば簡単なのでしょうが、塚田さんは毎朝、草刈りです。
みかん作りは、木作り、環境作りなんですな。
また、「単に甘くするだけの栽培はしない」と。最近は、極端に甘さばかりを追求した「みかん類」が多いのですが、(お菓子みたいに)柑橘類は、「甘けりゃいいってもんじゃぁ、ないでしょ?」。
品の良い甘さてぇのは(あ、江戸っ子口調になってきた)、自然な後味、ほのかな温かみ、一切のエグミがなく、人間に例えると、「まあ、なんて素直で育ちの良い方なんでしょう!」てえやつですわな!
これが一番難しいけどね。
簡単に手間ヒマだの、方法論だの言うけど、まずはじめに「理想ありき」。
そしてその理想は「気高き精神そのもの」で、人間、簡単に持ち続け、実践できるものではないですよね。
すでに固定ファンもいて、直接購入申し込みをなさっているそうですよ。
皆さんにも、私ペぺ田代が責任を持って、お薦めします。
1月20日くらいまでがポンカン。2月中旬ころが、より甘さの強い「タンカン」のシーズンだそうです。
出荷の直前まで、木になってるわけだから、時期が遅れると「見た目は悪くなるけど、味は濃くなって、甘味も増す」のだそうです。
ペぺ田代ブログを読んでる人で、「味より見た目を気にする人」など、一人もいないでしょ?
さてさて、以下に塚田さんの問い合わせ&申し込み先をご案内します。
ペぺ田代ブログ見たよ!って言えば、一番美味しいところを、木からもぎって送ってくれますよ、きっと。
【屋久島塚田みかん】
電話&ファックス 0997-42-0248
メール  todatoda401@shore.ocn.ne.jp

JUGEMテーマ:果物

丘 灯至夫さん逝去~私の名付け親

  まだまだ体調が戻らず、つらいです。今日で3日目。今日も思い切って休養にします。もう、安静ね。仕事が3日分もたまって、年明けが恐ろしいけど、仕方ないな。
 アメリカからの帰路、飛行機で手にした新聞に、悲しい記事を見つけました。恩人の訃報でした。
丘 灯至夫(おか としお)さんです。作詞家。
私の「名付け親」になっていただいた御仁で、残念ながら面識を得なかったことも、礼状を差し上げなかったことも、残念でなりません。
私の命名にあたり、頂戴したお手紙は大切に取ってあります。
男で3つ、女で3つの名前候補が期してあり、その中から両親が選択し、私の名前を決めました。
また、その後、私に色紙を頂き、これも取ってあります。
心からの感謝と哀悼の意を、捧げさせていただきます。
ありがとうございました。合掌。
丘さんの代表作は数多く、「高校三年生」「高原列車は行く」などの歌謡曲から、「ハクション大魔王」「みなしごハッチ」などのアニメ、「木枯らし文次郎」などのドラマ等々、幅広くご活躍なさっていました。
私は、丘先生に頂戴した本名と、パパ(稀代のギタリスト)ぺぺロメロさんから頂戴したスペイン名と、なんとも「身に余る名前」を二つも持っていますので、その名に恥じないよう、より一層の精進を重ね、人間として成長してゆきたいと、反省を胸に、改めて想う次第です。
丘先生のことは、以下のリンクで御覧ください。
作品群多い紹介
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%98%E7%81%AF%E8%87%B3%E5%A4%AB
人脈など多い紹介
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%98%E7%81%AF%E8%87%B3%E5%A4%AB
訃報
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/11/25/13.html

過労の影響が出てます

 昨日からペペタスギター教室は、年末年始の休校に入っていて、私ペぺ田代もレッスン業務はお休みです。
 が、PCワークを中心に、片付けなければいけない仕事が山積みで、休んでる暇が無い状況。
 したがって、正月もゆっくりと休めそうにありません。
 が。案の定、レッスンがお休みになった途端、溜まりに溜まった疲れが出ました。観念して、「休養」してます。ずっと、咳も続いているし。
 今日も、「朝起きていけそうだったら、仕事しよう」と思っていたのですが、無理でした。今日も休みます。今日は「安静」に近いです。
ささやかですが、クリスマスを祝いました。
疲れているときに、甘いものは、体が喜びます。
ホールケーキね。小さいけど。3人で食べましたが、4人で丁度いいくらいだったかな。
生徒の皆さんも、ペぺ田代ファンの皆さんも、健康に注意して、良い年を迎えてください。

長野県は諏訪の地ビール&地酒

 今日は今年最後の日曜日。ペペタスギター教室は定休日。私ペぺ田代もお休みです。
 まずは年末年始の教室スケジュールのご案内から。
 12/29(火)~1/4(月)の1週間、お休みになります。
 ここ3週間ばかり、強烈な忙しさで、分刻みならぬ「30秒刻み人生」を送っていました。
 過労から、扁桃腺が腫れっぱなしの、咳が出っぱなしの、微熱が続きっぱなしの、肩首パンパンの、という状態が続き、さすがに「限界だ」と思い、木曜日に病院で「ニンニク注射(高濃度ビタミン注射)」を打ちました。効きました!随分楽になった。
 で、昨日で、忙し過ぎる山を越え、平常の忙しさ(・・・)に戻ります。
 でも今日は休み(レッスンがないだけ)なので、半日は完全に休養に充てたいと思います。
 さて、このブログも、久しぶりだな~。忙しすぎて、まったくヒマがなかったので、古いネタで恐縮ですが、溜まりに溜まったネタの数々を、のんびり書いてゆきます。
 先月から、嬉しいことに、貰いものが多いです。みなさん、ありがとうございます。
長野は諏訪から、高田馬場教室へ、遠路、通っていただいている生徒さんから、先月、私の誕生日の祝いに、と御心遣い頂きました。
私の大好物、「アルコール」です。
ご当地、諏訪の地ビールと地酒。
重いのに、ありがとうございました。

御覧の通り、ケルンタイプの発酵らしいですね。「諏訪浪漫」。瓶の形状も、素敵です。
材料はシンプルに「麦&ホップ」のみ。ですが、「温泉水」を使用しているのが特徴らしいです。
また、「無濾過(ノンフィルター)」タイプなんですね。
美味しそうな条件、全て揃ってます。
美味しいビールは、美味しい食事とともに。
というのが楽しいけれど、まずは「ビール単独」で飲んでみました。
スムースさ、香り、コク、のど越し、キレ。
全般的に「中庸」で、後味にエグミがなく「ス~っ」と消えてゆきます。
美味しいです。まじめに作ったビールで、大好きになりました。

こちらは、やはり諏訪の地酒、「真澄~大吟醸・夢殿」です。
山田錦で、精米歩合40%の大吟醸。
やや甘めでフルーティーな感じは、大吟醸特有の風情です。冷蔵庫で冷やして、アツアツの鍋と頂きました。
また、違う日には、ビーフシチューと合わせてみました。これも、洋食屋さんぽくて、乙でござんす。
いや~、結構ですね。ありがとうございました、ごちそうさまでした。
まったくもって、誕生祝いなど頂戴して、恐縮です。でも、お心と共に喉を過ぎると、美味しさも一層、五臓六腑に沁み渡ります。
感謝、感謝。
JUGEMテーマ:ビール

ペぺ田代ギターコンサート2009~終了しました

 12月6日(日)池袋・自由学園・明日館~講堂で開催した「ペぺ田代ギターコンサート2009」は、好天に恵まれ、大変に美しい会場の音響を得ることが出来、無事終了しました。
 御来場の皆様、誠にありがとうございました。
今回は、曲ごとにぺぺロメロJr氏のギターを4本、使い分けました。控室での様子です。
手前から:
#166(2009年)
#116(2007年)
#144(2008年)
#66(2004年)
師走の繁忙期にもかかわらず、ご来場いただきました皆様、心より感謝申し上げます。
演奏者当人にすれば、至らないところ、不満、反省点が、あまりに多いのですが、今回は天候に恵まれて、会場の響きが素晴らしかったことに、随分助けられました。
もちろん、ギターの美しい響きに助けられ、導かれたのが一番ですが。
今後も益々精進して、頑張りますので、引き続き御愛顧をお願いします。
来年(2010年)は、同会場、同時間にて、11月14日(日)にて開催いたします。
一年は、あっという間に過ぎてしまいます。互いに実り多い、幸せな一年を過ごし、再会を果たしましょう。
感謝。感謝。

ぺぺロメロさん宅滞在記~最終回

 今日は木曜日で、アメリカから戻って1週間。ようやく時差ボケも改善されてきました。今日はペペタスギター教室・高田馬場校にてレッスン担当日。
 さて、ぺぺロメロさん宅滞在記、いよいよ最終回です。11月24日(火)の3時半頃の電車に乗ってロスに向かいます。
まずは、今や、圧倒的な高みにあるギターを製作する、歴史上「真のギター製作家」となった、ぺぺロメロJr氏。愛称リトルペぺ。
昨年滞在時には:
・生い立ち
・ギター製作を始めた切っ掛け
・製作を学んだ過程
・プロ製作家としての初期のキャリア
などをインタビューしました。(まだ未公開)
今回は:
・材質について
・キャリア上、影響を受けたギター
・サスティン(音の伸び)
・サップウッド(白太)について
・最近の製作動向
など、話を聞きました。
私自身が、忙殺される日々が続いていて、なかなか翻訳できませんが、この度全面的にリニューアルされる私のHP内「ぺぺロメロJrギター」コーナーに、来年の春頃には、アップしてご紹介したいと思っています。

パパが練習するのを拝見します。
この日は、ターレガの小品を何曲も弾いてらっしゃいました。
あらゆることが参考になります。
パパと一緒にいると、ともかく楽しいのですが、全てが勉強でもあります。
午後、ファミリーの方が会いに来て下さって、表で葉巻を吸いました。
滞在中、毎日吸っていたので、帰国してからも、毎日吸いたくなります。
パパ、セリン、リトルペぺと兄弟のティナ&グレッグ夫妻。
楽しく雑談しながら、温かい日差しと幸運で幸せな時間を分かち合います。
しかし、来るたびに、皆さんに、本当に良くしていただき、感謝に堪えません。ありがとう。
パパに送ってもらい、駅へ向かいます。車中、色々話しつつ。パパといると、話が尽きません。
LAのホテルに無事着いて、疲れてもいたし、明日早いので、ホテル1Fのレストランで済ませます。
お昼にカリッサ夫人が、美味しいトルティージャを作ってくれて、お替りしたので、あまり空腹でもなかったので、サンドイッチを注文してみました。
16ドルは高いな~、と思いましたがホテルレストランだし、仕方ないかな?と。
で、出てきてビックリ、そのボリューム。
ベーコンとターキーハム、どれだけ入れてるのよ?って感じ。
ポテトチップも、多いですね~。
まあ、アメリカンサイズですな。半分で満腹しました。全部食べたけど。
で、赤ワイングラス、10ドルだって。
チップ置いて、3000円だよ。もっといいもの、食べられるのですが。・・・。
明朝、空港のカフェで。
ハム&チーズのクロワッサンと、ダブルエスプレッソ。
両方で6ドル53セント。
テーブルでゆっくり新聞読みつつ。

帰りは大韓航空を利用しました。
今回から、とうとう、ギターが手荷物で持ち込めなくなりました。今後は、ケースやケースカバーなど、考えないといけなくなったな。
大韓航空は、サービスいいので好きです。毎回、韓国ビールも楽しみ。
この日は、ボジョーレヌーボーもサービスされていました。

機内食は、おなじみのビビンパを選びました。きゅうりの漬物。わかめスープ。メロン。
 疲れていたのか、食事以外は、ずっと寝てました。
到着前の食事です。
・ペンネのトマトソース
・シザーサラダ
・パインのブラウンケーキ
・パンとオレンジジュース

飛行機の窓から、朝の光の海と雲。
美しいですね!
その後、無事成田に到着。
と言ったわけで、私ペぺ田代は、ぺぺロメロさんとカリッサ夫人、セリンさんとクラウディアさん、リトルペぺとファミリーの皆さん、全てのお心遣いで、非常に素晴らしい1週間を、パパと皆と、過ごすことが出来、今日に嬉しいです。
こんなところで、ぺぺロメロさん宅滞在記2009、お終いです。

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ぺぺロメロさん宅滞在記~7

 パパ(ぺぺロメロさん)宅の滞在記の第7回。今日は23日(月)の夜です。
 話題は、パパが「フィリップス(レコード会社)」時代、殆どのレコーディング&重要なコンサートで愛用したギターの話です。
スペイン・コルドバの製作家、ミゲル・ロドリゲス、1973年のギターです。
杉・ハカランダ・660mmの仕様。
私は数限りなく「銘器」を弾いてきましたが、人類史上最高のギターだと思います。パパも同意見。
ロドリゲス独特の、美しく精緻なロゼッタ。
素晴らしいギターには「名前」を付けます。
このギターが出来上がり、パパが使用し始めた暁。
 その演奏を聞いた多くの人たちが、製作者のロドリゲスに、「ぺぺの新しいギターは、本当に”wonderful”だね」と言ったことから、

”La Wonderful”という名前になったそうです。
 稀代の名人によって弾き込まれた、至高の製作者による最高傑作。
 そのサウンドは、正に”ワンダフル”としか言いようのない境地。
「ゆっくり弾きたいだろうから」と、一晩、私が宿泊させていただいた部屋にお借りしました。暗くて写真が美しく撮れませんでしたが、御容赦ください。
優れたギターを弾くと、「教えを受け、導かれます」。ギタリストは、常に「ギター(楽器)」にそれを求め、学び続けるのだと思います。
早朝、昨年の滞在時に続き、このギターの再会して、じっくりと弾きました。感じたこと、学んだことは:
「心を開いて、音楽に身をゆだねれば、常に正しいところに導いてもらえる。だから、自分は何もしなくてもよいのだ」
ということを、思い出しました。これは、以前から知っていること。でも、もっとも難しいこと。
人は、【欲しい】【得たい】【したい】【されたい】としがちですが、パパは真逆で、【与えたい】【してあげたい】と生きていらっしゃる方なんです。
で、このギターを弾いていると、自分の精神が、「如何に欲に満ちているか。そしてその”欲”が心を惑わせ、人生を苦しめるのか。そして、どうすれば解放され、より高い精神を実現できるのか」を、実感させてくれます。
これこそが、「銘器~崇高なる存在」なのだと思います。それをパパに言ったら、「お前は、”La Wonderful”から素晴らしいレッスンを受けたね。その通りなんだよ。これでまた、より良いミュージシャンになれたね。おめでとう」と言って頂きました。涙が出るね、ホントに。
裏&側板は、サップウッド(白太~白い部分)の大きく入ったハカランダ。日本のマーケットは白太を嫌う傾向がありますが、良いギターに、そんなことは何の関係もありません。
パパの息子で、ギター製作家のぺぺロメロJr氏が、私用に作ってくれたギター【#166】です。
表面版を、昨年行ったときに決めておいて、あとは「その板と、神様のお導きのままに作って欲しい」とだけお願いしていました。
言いませんでしたが、私のイメージは、”La Wonderful”でした。
仕上がってみると、私がギターに求めるもの、全てがこのギターの中にありました。
大量の銘器コレクションの中で、弾き比べたわけですが、パパもセリンも、:
「お前に一番合っているね」
「Wonderfulと、とても良く似ているね」
「リトルペぺの最高傑作の一つだね」
と。私もそう思いました。
出会った瞬間に、恋に落ちましたし、「私のために遣わされたギターだ」とも確信しました。
パパと何日か考えたすえ、名前は ”La Wonderfulita”になりました。パパが名前を書いてくれました。
12月6日のペぺ田代ギターコンサート2009で、使用します。お楽しみに。

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